Eコマースの先端をいくFabやShoplyのCEOたちが語ったコマースの未来


 

いけてるEコマースのサービスを運営するCEOたちが、
117コメントに及ぶ議論でコマースの未来についた語ったスレッドの要約記事(抜粋)になります。
Eコマースの最先端を行くFab, Shoplyのトップもこの議論に参加しているようです。
参考:Probably the Smartest Thread You’ll Read on (Social) E-Commerce…
(一部括弧内に私の解釈を含みます。)
> コマース概要編
  • オフラインでのコマースはたった二つの目的のために行われるようになるであろう。それは即時性(急に必要になった時)と経験(たのしさ)である。
  • しかしAmazonやeBayの当日配送の進化とともに、即時性の重要性は低くなってきている。(1時間以内の配送を謳ったInstacartといったサービスも注目され始め、地の利を活かしで即時性を確保するものも出てきている。)
  • そのためオフラインでのコマースの役割は、「ショールーム」または「エンターテイメント」としての価値にある。
  • コマースの未来は、ショールームとしての楽しさとオンラインでの需要充足の交わるところにある。
  • Eコマースにおいて今後目指されることは、分裂しているオンラインとオフラインでの経験を組み合わせることである。(Chloe + Isabel、Warby ParkerEverlaneStylemintなどがその好事例である。)
  • モバイル決済の進化(SquareやPaypal Hereなどの登場や普及)によって、コマースにおけるオンライン/オフラインという区切りは無くなる。
  • Eコマースの未来は、卸売りと小売りにおいて著しい値上げが生じている市場の垂直統合に見出せる。 (ShoedazzleBonobosJ Hilburn、Warby Parker、IndoChinoなどがその好事例である。)
  • Eコマースの最初の波は、コモディティ化(競争商品間の差別化特性(機能、品質、ブランド力など)が失われ、主に価格あるいは量を判断基準に売買が行われるようになること)についてであった。
  • Eコマースを運営する上での重要な方程式は、利益 = 顧客生涯価値 – 顧客獲得コスト、である。

 

> Amazonとの差別化編
  • AmazonはUPCコードを持っているから、Amazonには勝てない。(米国やカナダで使用されている商品コード。商品情報を管理している。日本ではJPCコード。)
  • Eコマースの競争に参入する前に、Amazon warehouseを見てみるべきである。
  • Eコマースは二点において優れている。価格と専門性(独創性)である。ただしAmazonに価格では勝てないだろうから、専門性において突出するべきである。
  • Amazonが独占しているコモディティ化とカタログコマースに関する市場を切り抜ける唯一の手段は、a)中古品売買、b)自分のプロダクトを売ること(もしくはそうしたマーケットプレイスを作ること)、c)カスタムできるようなプロダクトを売ること、である。(bに関しては、shoplocketGoodsieといっただれでも商品がすぐに売れる系のサービスが増えてきている。)
  • ただしカスタム製品のコマースに関しては注意しなければならない。cafePress, Shutterly, Vistaprint、といった自分のプロダクトが作れるサービスはうまくいっていない。顧客はカスタム製品よりも、有名ブランドや良いデザインを好む。(これに関しては Cut On Your Bias や Shoes of prayのような、ベースは決められていて色使いやパーツを選ぶものにシフトしてきているように感じる。)
  • Eコマースのチャンスは、自身で物を売るよりも、Eコマースの収益構造に関与するところにある。それは以下の4つである。 1) サプライチェーンにおける革新、b) マーケットプレイス、c) スモールビジネスのEコマースに付随する問題のソリューション提供、d) モバイル決済

 

> ベンチャーの参入の余地編
  •  ベンチャーが勝てる余地としては、Amazonが参入したくないアダルトや軍事関連商品である。
  • Eコマースでの成功の機会は、a) iPadユーザー向けのコマース (iPadユーザーは、それを持たない人より10%価値が高いとされている)、b)モバイルコマース (まだだれもこの分野では勝者がいないと言われている)にある。
  • 事業の専門性、即時の対応、総合的な利用満足度、などが、価格競争とスケールがものをいう市場において成功する成功要因である。
  • Eコマースにおける必要条件(十分条件ではない)は、驚くような独創的な特別な体験とサービスを提供することである。(Apple、Tiffany & Co.、Coachなどがその好事例である。)

 

以上です。
最近コマースと決済周りのサービスがとても増えてきているので、
今後どういうサービスが出てくるのか、今イケてるサービスの運営者たちの考えをまとめました。